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高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは、交通事故などの外傷や脳卒中などによって脳が損傷した結果生じる、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害等の神経心理学的症状をいいます。これらの症状に付随して、半身の運動麻痺や起立・歩行の不安定などの症状が伴うこともあります。

交通事故などで脳の一部に損傷が生じた結果、身体的には大きな障害が生じていないように見えるにも関わらず、注意力、人づきあいの能力といったものに支障が生じ、社会生活上の困難が生じるケースが高次脳機能障害に当てはまります。

自覚しにくい症状である上、高次脳機能障害により自己洞察力が低下してしまうこともあり、ご本人も気付いていない場合も多いと言われています。

また、外見からも分かりにくいため、家族や周囲からも理解されにくい状況にあります。一昔前は、「事故で人が変ってしまった。無気力になってしまった。」としか認識されていなかった症状ですが、近年、脳外傷に起因する後遺障害として広く認識されるようになってきました。

高次脳機能障害を患っている方は、全国で27万人ほどで、そのうちの76%が交通事故などによる外傷性脳損傷による高次脳機能障害であるとされています。

 

高次脳機能障害の具体的な症状は、以下のようなものがあります。

□もの忘れがひどくなった
□意欲がなくなった
□イライラするようになった
□すぐに怒るようになった
□転びやすくなった
□ものにぶつかりやすくなった
□集中力がなくなった
□場違いな行動をとってしまう
□段取りが悪くなった

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